Raspberry Pi AI Camera発表

Raspberry Pi Ltd.は、9月30日にRaspberry Pi AI Cameraを発表しました。価格は70ドルです。

https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-ai-camera-on-sale-now

AI Cameraは、AI アクセラレータを統合したソニーのIMX500センサーを使用したカメラモジュールす。また、カメラモジュールのニューラルネットワークとファームウェアの管理にはRP2040が使用されています。

6月に発売されたAi Kitは、性能が高い代わりにRaspberry Pi 5専用でしたが、AI Cameraはコンパクトで、Raspberry Pi Zeroを含む全てのRaspberry Piに接続が可能です。

ソニーが提供するAIツールを使用すると、TensorFlowやPyTorchなどのフレームワークを使用したニューラルネットワークモデルを変換して、AI カメラで効率的に実行できるとしています。また、AI CameraはRaspberry Pi libcameraと統合されており、Picamera2やrpicam-appsなどのアプリケーションを通じて使用が可能です。

センサーの詳細やドキュメントは、AITRIOSの開発者サイトに掲載されています。

https://developer.aitrios.sony-semicon.com/en/raspberrypi-ai-camera

なお、ソニーからもニュースリリースが公開されています。合わせて参照ください。

https://www.sony-semicon.com/ja/news/2024/2024093001.html

AI Cameraは今後リセラーを通じて販売される見込みです。

https://raspberry-pi.ksyic.com/main/index/pdp.id/1098/pdp.open/1098

Raspberry Pi AI Kit発売

Raspberry Pi Ltdは、6月4日にRaspberry Pi AI Kitを発表し、認定リセーラーを通じて販売を開始しました。価格は70ドルです。

https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-ai-kit-available-now-at-70/

Raspberry Pi AI Kitは、Hailo 社と共同開発したAIアクセラレータ モジュールに、先日販売開始したRaspberry Pi M.2 HAT+をセットにしたキットです。モジュールにはHailo-8L コプロセッサを搭載しており、Raspberry Pi 5と組み合わせることで、ニューラル ネットワーク、人工知能、機械学習を低遅延かつ低消費電力で試すことが可能としています。

Halioによってモデルが公開されているため、このモデルを使用してすぐに試せるほか、Raspberry Piのカメラで簡単に試せるようにするためにテンプレートが用意されており、今後はPicamera2フレームワークへの統合も予定されています。

Raspberry Pi AI Kitは、認定リセーラーを通じて販売されます。日本の各リセーラーでも販売が予定されているようです。

KSYさんのアナウンス
スイッチサイエンスさんのアナウンス

イギリスのPimoroniでは、予約受付中です(参考までに、日本宛の場合はRoyalMail使用で62.25GBPでした)。

また、Jeff Geerling氏によるサンプルのレビュー動画も公開されていましたので、あわせて紹介します。

Raspberry Pi Pico Version of IchigoJam

Programming Club Networkさまから、IchigoJamのRaspberry Pi Picoバージョンについて、寄稿いただきました。

IchigoJAM P: https://pcn.club/sp/ijp/


軽快な Raspberry Pi Pico 、これで IchigoJam BASIC が動いたら楽しそう!

そこで IchigoJam BASIC を RP2040 に移植!

ブレッドボードで回路を組んで、

Picoにファームウェアを焼いて、

合体!モニタはDVI、キーボードはUSB。

10 LED1:WAIT30:LED0:WAIT30
30 GOTO10

もちろん、Lチカできるし、

かわくだりゲームだって

BASIC で動いちゃう。

ロボットに搭載すれば、

BASICで自在に動かせるよ!

ファームウェアは今夏リリース予定、お楽しみに!

Raspberry Pi 5 リリース

Raspberry Pi Ltdは9月28日7時(イギリス夏時間)にRaspberry Pi 5を発表しました。
https://www.raspberrypi.com/news/introducing-raspberry-pi-5/

出荷は10月23日より行われます。また、日本では出荷時点では技術基準適合証明・技術基準適合認定が取得されていませんが、今後取得が予定されています。

Raspberry Pi 5の主な機能は以下のとおりです。

  • 2.4GHz クアッドコア Arm Cortex A-76 CPUとVideoCore VIIを搭載したBroadCom BCM2712 SoC
  • 4267MHz の LPDDR4X SDRAM
  • 2.4GHz/5GHz 802.11ac 無線LAN
  • Bluetooth5.0/BLE
  • SDR104に対応して高速化したMicroSDカードスロット
  • それぞれ5Gbpsでの動作をサポートする2つのUSB3.0ポートと、2つのUSB2.0ポート
  • PoE+に対応したギガビットイーサネット(PoE+使用にはPoE+ HATが必要です)
  • 2つの4レーンMIPIポート(カメラ・ディスプレイ兼用)
  • PCI Express 2.0×1ポート
  • USB Type-Cによる 5V/5A DC電源(PDが有効)
  • Raspberry Pi 40ピン GPIOポート
  • 外部バッテリーから電力供給可能なRTC
  • 冷却ファン専用コネクター
  • Raspberry Pi Debug Probeを使用して利用可能な独立したUARTポート
  • 電源ボタン

発売開始時には、4GBと8GBのモデルが販売される予定です。価格は4GBモデルが60ドル、8GBモデルが80ドルです(日本での価格は認定リセーラーからの発表を確認してください)。

また、Raspberry Pi 5の発売に合わせて、アクセサリ各種も発売されます。

「27W USB-C PD Power Supply」は、Power Deliveryに対応したRaspberry Pi 5向けの電源アダプターです。Raspberry Pi 5のUSBポートで電源供給できる合計容量はデフォルトでは600mAですが、USB PD電源を使用することで自動で1.6Aに増強されます。また、電源アダプターは9V3A、12V2.25A、15V1.8Aの出力にも対応します。

「Raspberry Pi 5 Case」は、新しい専用ケースです。可変速ファンを搭載しており、Raspberry Pi 5のファン専用コネクターに接続することで使用できます。カラーは赤・白の他に、グレーの販売も予定されています。

「Active Cooler」は、ケースを使用せずに高負荷でRaspberry Piを動作させる場合の冷却ソリューションです。金属製のヒート新規とか変速のファンを組み合わせたもので、ファン専用コネクターに接続して使用できます。ヒートシンクは、取り付け穴にバネ付きピンを差し込んで取り付けられます。

「RTC battery」は、電源管理ICに搭載されたリアルタイムクロックの電力供給に使用可能な、バッテリーコネクターに接続するための2ピンプラグ付きのPanasonic製ML2020コイン形リチウム二次電池のパッケージです。

カメラ・ディスプレイ用アダプターケーブルは、Raspberry Pi 5(および Compute Module 開発ボード)で使用可能なケーブルです。カメラとディスプレイとでケーブルのピン配置が異なるため、使用するモジュールに応じてケーブルを正しく選択する必要があります。ケーブルは、20cm、30cm、50cmの3種類が販売されます。

「Raspberry Pi 5 PoE+ HAT」は、Raspberry Pi 5向けに設計されたPoE+ HATです。ケースとファンと同時利用可能なように小型に設計されています。このHATボードは年末頃の発売の見込みです。

「Raspberry Pi 5 M.2 HAT」は、Raspberry Pi 5 の PCIe FPC コネクタに接続して利用可能な、M.2形式のPCI ExpressデバイスもしくはNVMeデバイスをサポートしたHATボードです。こちらのHATボードも年末頃の発売の見込みです。

Japanese Raspberry Pi Users Groupでは、サンプルを用いたレビューを行いましたので、以下の記事も合わせてご覧ください。

実機の外観レビュー
実機のパフォーマンスレビュー

Discordを開設しました

Japanese Raspberry Pi Users Groupでは、以前よりGoogle Groupsによるメーリングリスト形式のオンラインコミュニケーションの場を用意しておりましたが、インターネット上でのコミュニケーション方法の変化を受け、このたびDiscordを開設しました。

参加URLは以下のページに記載しています。

なお、Google Groupsは、2023年末をめどに運用を終了いたします。

Maker Faire Tokyo 2013にご来場ありがとうございました

Maker Faire Tokyo 2013にて、私どもUsers Groupのブース、およびプレゼンテーションにお越しいただき誠にありがとうございました。

ご要望のございました、プレゼンテーション資料を公開いたしましたので、下記リンクよりご覧ください。

簡単に楽しく始めよう!Raspberry Pi入門

 

Big Raspberry JAM TOKYO 2013 のスライド一覧

こんにちは、Big Raspberry JAM TOKYO 2013 で発表いただきました 皆さんのスライド(LTを含む)で公開されているものをまとめました ので、ご参照ください。

・Networking (5/24)

Shutter Speed Tester with Raspberry Pi by Yuriko Ikeda http://www.slideshare.net/lilyfan/shutter-speed-tester-with-raspberry-pi

New method to detect access to a Java EE server by Yukihiro Konishi http://www.slideshare.net/leathersole/new-method-to-detect-access-to-a-java-ee-server

TODAY’s CD-ROM cooking by Akira Ouchi http://www.slideshare.net/Akkiesoft/20130524-faveject

Preview of Pidora by Hideki Aoshima http://www.slideshare.net/azarashi55/preview-of-pidora18-at-big-raspberry-pi

・Big Jam (5/25)

How to use wordpress with Raspberry PI by Yuriko Ikeda http://www.slideshare.net/lilyfan/raspi-wordpress20130525

Scratch programings with GPIO and Squeak API by Kazuhiro Abe http://scratch.mit.edu/projects/10432484/

Let’s play Eject Command with Raspberry PI – CD-ROM Cooking with Raspberry PI by Akira Ouchi http://www.slideshare.net/Akkiesoft/ejectraspberry-picdrom

Gadget Colloquia for Unix Natives by Hiroyuki Ohno http://e-ark.jp/?s=1947

Raspberry Pi Lego Cases Cooking by Keika Komura http://www.slideshare.net/keikakomura/raspberrypi-making-lego-case

‘Case’ study of Raspberry Pi by Masataka Tsukamoto (LT) http://www.slideshare.net/tsukaman/big-raspijam *note he presented the Case for Raspberry Pi

Raspberry Pi Wifi Positioning by Tatsuya Sasaki (LT) http://www.slideshare.net/tasasaki/raspi-wifi-positioning

・Hardware (5/26)

How to cook GPIO on Raspberry Pi – LED blinking and thermo sensors by Hideki Aoshima http://www.slideshare.net/azarashi55/big-raspberry-jam-tokyo-2013-hardware

Raspberry Pi & Rilakkuma by Masafumi Ohta (LT) http://www.slideshare.net/masafumi_ohta/raspberry-pi-rilakkuma-22315645