本日、Raspberry Pi財団からRaspberry Pi 3 Model A+(以下3A+)のリリースが発表されました。価格は25ドルです。
https://www.raspberrypi.org/blog/new-product-raspberry-pi-3-model-a/
3A+は3B+をベースとして作られた小型モデルであり、SoC等の基本的なスペックは3B+と同一ながら、いくつかの機能が削減されています。
- SoCにBCM2837B0 1.4GHz 64ビット4コア ARM Cortex-A53 CPUを搭載
- RAMは512MBを搭載
- デュアルバンド802.11acの無線LAN・Bluetooth4.2に対応
- Proant AB社の技術による無線アンテナを採用
- 有線LANポートなし(LAN7515 USB+LANチップの省略によるもの)
- PoEピンの省略(有線LANの省略に伴うもの)
- USBポートは1つ(LAN7515 USB+LANチップの省略によるもの)
Model Aシリーズは2014年秋に1A+がリリースされて以来4年ぶりのアップデートとなり、PiZeroとスペックの差がない状況を脱して大幅な性能向上を果たしました。
リリース時点で認証を取得済みの国は、EU、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、インドです。日本のいわゆる技適を含め、他の国も認証が完了次第購入できるようになるようです。製品の認証の状況は公式サイトから確認できます。
https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/raspberrypi/conformity.md
Pimoroniでは早速Pibowケースの3A+対応版も発売されています。
Pibow 3 A+ Coupé (for Raspberry Pi 3 A+)
新旧のModel A+比較写真を掲載します。左が1A+、右が3A+です。
(追記) Raspberry Pi財団オフィシャルのA+ケースも12月にリリースされるようですよ。
This beaut! Expected release date this December. pic.twitter.com/ElTS6pEpys
— Raspberry Pi (@Raspberry_Pi) November 15, 2018