Raspberry Pi Compute Module 3リリース

Raspberry Pi Compute Module 3がリリースされました。

https://www.raspberrypi.org/blog/compute-module-3-launch/

Compute Modueは、産業用・組み込み用に特化したバージョンのRaspberry Piです。ボードはDDR2 SODIMMと同じフォームファクターが採用されており、開発ボードなどを通じて開発したのち、機器に組み込んで使用することができます。

Compute Module 3は、Raspberry Pi 3で採用されたBCM2837および1GBのRAMを搭載されます。モデルは2種類用意され、ストレージとして4GBのeMMCを搭載した通常モデル(CM3)と、eMMCストレージが省略される代わりにSDカードインターフェイスのピンがモジュールに配線されたCompute Module 3 Lite(CM3L)が販売されます。CM3は30ドル、CM3Lは25ドルになります。

Compute Module 3のリリースに合わせて、開発用ボードである「Compute Module IO Board V3 (CMIO3)」もリリースされています。

Compute Module 3はElement14やRSコンポーネンツより購入可能となっています。

(日本のRSオンライン) http://jp.rs-online.com/web/p/processor-microcontroller-development-kits/1232011/?sra=pmpn

なお、Compute Module 3は、以前紹介したNECのサイネージシステムでも取り上げられています。

NEC Display Solutions EuropeがRaspberry Piとのコラボレーションを発表

Raspbian 2016-11-25リリース

Raspbian 2016-11-25がリリースされました。

https://www.raspberrypi.org/blog/a-security-update-for-raspbian-pixel/

昨今のIoTデバイスへの攻撃を考慮して、SSHサーバーがデフォルトで無効に変更されたのがおもな変更になります。デフォルトのログインユーザー・パスワードである「pi:raspberry」は変更されませんが、raspi-configではパスワード変更に関する警告が表示されるなどの工夫が加わりました。

一方、SSHがデフォルトで無効になると、特にヘッドレス環境ではSSHを有効にする作業にディスプレイとキーボードが必要になってしまうため、不便になります。そこで新しいRaspbianでは、/bootにsshという空のファイルを置いてから起動することで、SSHサーバーを有効に変更することができるように変更されました。ヘッドレスで環境を作る機会が多い方は注意が必要そうです。

なお、起動後は/boot/sshは自動で削除され、次以降の起動時にもSSHサービスが起動するようになります。/boot/sshファイルの配置によるSSHの有効化は/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/sshswitch.serviceで実装されているようです。

BIG Raspberry JAM TOKYO 2016 イベントページ公開

先日予告していました、BIG Raspberry JAM TOKYO 2016のイベントページを公開しました!参加には事前の申込みが必要になります。下記ページより参加登録をお願いいたします。

https://raspberrypi.connpass.com/event/44902/

また、展示スペースもいくつか設けます。出展希望の方は下記ページよりお申込みください。

Big Raspberry JAM TOKYO 2016 展示申し込みフォーム

日本製Raspberry Pi 3リリース

アールエスコンポーネンツ株式会社より、Raspberry Pi 3 Model Bの国内生産モデルを販売開始することが11月10日に発表されました。

「Raspberry Pi」の国内生産モデルを販売開始 | 半導体・電子部品の通販 RSオンライン

産業機器などへの組込みなどのニーズが増すなか、日本国内の厳しい製造管理要求に対応するため、日本国内にある実績豊富な製造業社で製造管理を行うことで、各種管理要求に柔軟に対応できるようになり、ユーザ製品への組込み販売を容易に行えるとしています。

日本製Raspberry Pi 3は、これまでのRaspberry Pi 3と同様に(技適マーク)が付いています。

RSオンラインでは150個セットでの販売が開始されています。

http://jp.rs-online.com/web/p/products/1239470/

なお、個人向けの1個単位での販売はKSYで予定されているようです開始されました

https://raspberry-pi.ksyic.com/news/page/nwp.id/42

また、今回のリリースに合わせて、5.1V/2.5A出力に対応した新たな電源ケーブルも発売されています。こちらはRSオンラインにて、1個から購入可能です。

http://jp.rs-online.com/web/p/plug-in-power-supply/1215944/

Ebenが再びやってくる!Big Raspberry JAM TOKYO 2016 12月開催決定!

前回から3年ぶりとなるBig Raspberry JAM TOKYO 2016を12月上旬に開催することが決定いたしました!
Eben Upton氏が来日し、Raspberry Piについてスピーチします。

詳細が決まり次第、本サイトにて随時告知してまいりますので、どうぞお楽しみに!

(追記)イベントページ公開しました!参加申込みはこちらからどうぞ。
https://raspberrypi.connpass.com/event/44902/

(前回のBig Raspberry JAM TOKYO 2013のページはこちら)

NEC Display Solutions EuropeがRaspberry Piとのコラボレーションを発表

NEC Display Solutions Europeが、Raspberry Piとのコラボレーションを発表しました。2017年1月から出荷される新モデルの大型ディスプレイにRaspberry Pi 3 Compute Moduleを組み込めるようにすることで、デジタルサイネージやプレゼンテーションなどのIoTデバイスを簡単に実現することができると紹介しています。また、Raspberry Pi 3 Compute Module以外にも、一部の業界の性能要求に応じてカスタマイズされたモジュールがNECから提供されるとしています。

https://www.nec-display-solutions.com/p/hq/en/news/dp/Products/Shared/News/2016/PressReleases/Company/RaspberryPi/RaspberryPi.xhtml

動画で発表の様子とEben Upton氏のコメントが見られます。

また、さりげなくRaspberry Pi 3 Compute Moduleが(おそらく初めて)登場となりました。スペックに関しては「quad-core 1.2GHz processor」以外特に述べられていませんが、Raspberry Pi 1をベースに作られた初代Compute Module以来の新しいCompute Moduleが登場しそうです。

https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?f=63&t=162453&p=1050849

販売1000万台記念! Raspberry Jam #007 in OSC

イベント概要

Raspberry Jamは、Raspberry Piに関する発表や情報交換をする世界的なコミュニティイベントです。
OSC2016 Tokyo/Springにつづいて、OSC会場にて開催します!
今回もその場で登録をして5~15分ほどの発表するアンカンファレンス形式で開催します。
発表したいネタや制作物をお持ちの方は、直接会場までお越しください。
目玉の発表は、太田さんがRaspberry Pi 1000万台販売記念パーティに参加したイギリス訪問記!
おみやげ話やおみやげ(物理)もあるかも……?乞うご期待!

対象者・前提知識

  • Raspberry Piに興味がある方
  • Raspberry Piで工作などを作成して発表・紹介したい方

開催情報

開催日時: 11月6日(日) 13:00〜16:00
開催場所: オープンソースカンファレンス(OSC)2016 Tokyo/Fall内
開催教室: 304教室 (28号館 3F)
受付: 申込不要(発表者は当日その場で登録、聞くだけの方は出入り自由です)
費用: 無料

オープンソースカンファレンス(OSC)2016 Tokyo/Fall日程

日程:2016年11月5日(土) 10:00~18:00(展示:11:00~17:30)
11月6日(日) 10:00~17:30(展示:10:00~16:00)
会場:明星大学 日野キャンパス 28号館 2F(OSC受付)
(多摩モノレール 「中央大学・明星大学駅」直結。会場まで徒歩6分)
(ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい)
費用:無料
内容:オープンソースに関する最新情報の提供
・展示 – オープンソースコミュニティ、企業・団体による展示
・セミナー – オープンソースの最新情報を提供
主催:オープンソースカンファレンス実行委員会

詳細はオープンソースカンファレンス(OSC)2016 Tokyo/Fall公式ページをご覧ください。

Raspberry Pi販売台数が1000万台を突破!

本日、Raspberry Pi販売台数が1000万台を突破したことがRaspberry Pi財団より発表されました!

https://www.raspberrypi.org/blog/ten-millionth-raspberry-pi-new-kit/

1000万台突破を記念して、公式のRaspberry Pi Starter Kitが発表されています。

また、PimoroniではRaspberry Piの歴史をまとめたスペシャルページが公開されるとともに、記念セールが開催中です。

http://pimoroni.com/history

https://shop.pimoroni.com/collections/special-offers

日本国内ではRSコンポーネンツがRaspberry Pi 3とRaspberry Pi公式のロゴマーク入りACアダプターのセット販売を開始されています。Raspberry Pi公式ACアダプターはPSEマークが取得されています。

http://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=footer1/release/160908_raspberrypi3modelb_bundle