Raspberry Pi 4 8GB RAMモデル リリース

Raspberry Pi財団は5月28日、Raspberry Pi 4の8GB RAMモデルをリリースしました。

8GB Raspberry Pi 4 on sale now at $75

Raspberry Pi 4 8GB RAMモデルは、発売当初のRaspberry Pi 4の最大RAM容量であった4GBよりも倍の容量となり、本格的なデスクトップ用途としての利用、サーバーの運用にも対応可能な性能になりました。

8GB RAMを搭載するために、基板上のスイッチング電源の部品および配置にいくつかの変更が加えられており、新しいリビジョンして供給されます。

同時に、公式に提供されるOSイメージの名前をRaspberry Pi OSとする旨が発表されました。32bit版はこれまでと同じくRaspbianをベースとしたイメージとして提供され、初代モデルから最新の8GB RAMモデルまで全部のモデルで利用可能です。これに加えてDebian arm64版をベースにした64bitが加わります。現在はテスト版としてフォーラムで公開されていますが、制限事項があるため、試用する場合は制限事項をよく読んだ上で利用する必要があります。

8GB RAMモデルの価格は75ドルで、本日より正規リセラー各店で販売が開始されます。

HQ Cameraで遊ぶ

あっきぃです。

おおたさんからHQ Cameraのサンプルを預かったので、少し見たり触ったりするレポート記事です。なお、実際の製品とは若干異なる場合があります。予めご了承ください。

Raspberry Pi High Quality Camera リリース

購入するには

はじめに、現時点で一番わかりやすい購入先としてPimoroniのリンクを貼っておきます。

カメラモジュール本体と16mmレンズの組み合わせでは送料を含めて92.5ポンド、約1.3万円になるようです(購入しました)。

本体とレンズの様子

新しいカメラモジュールはレンズ別売りです。Cマウントレンズは別途認定リセラーから数種類販売されているので、どれか一つは必ず買う必要があります。

ちなみに、他のマウントからCマウントに変換できるアダプターが焦点工房というお店で販売されているそうなので、何かしらのレンズを持っている人は変換アダプターを用意すると可能性が広がるようです。EFレンズアダプターをAmazon経由で購入してみました。

http://www.stkb.jp/shopbrand/ct363/

カメラモジュールの裏面とレンズ。サンプルとして提供されているレンズは、Pimoroniの製品ページとは見た目がことなるものの10M Pixel 16mmという性能は同じレンズと、Pimoroniの製品ページと同じ6mmの2種類でした。

今回は10M Pixel 16mmのレンズで撮影します。レンズを取り付けるとこのような感じになります。

カメラマウント用のネジ穴がついているので、一般的な三脚への固定が簡単です。今までのカメラモジュールは固定に難儀していたことを考えると、ネジ穴付きは結構ありがたいですね。

簡単な撮影テスト。

ひとまずは部屋の中でPimoroniのMicroDot pHatとRaspberry Pi Zeroを写してみました(画像をクリックするとオリジナルのサイズで表示されます。)ピントが固定だった以前のカメラモジュールと違って、写したいものにピント調節や絞り調節ができるので、なかなか良い感じです。

以下の写真ではピントを手前の小物にずらしてみました。

家の中では撮れるものがなかなかなく、こんな例でアレなのですが、外で花とかを撮影してみるのも良いかもしれませんね(昨今の情勢を考えると外出はもう少し控えたほうが良さそうではありますが……)。

まとめ

Raspberry Piにもレンズ沼が到来?なのかどうかはわかりませんが、レンズを交換してたのしめる新たなおもちゃという感じがしました。一式&変換アダプターをポチってしまったので、届いたらまた遊んでブログに書いていこうと思います。

Raspberry Pi High Quality Camera リリース

Raspberry Pi財団は4月30日、High Quality Camera(以下、HQ Camera)をリリースしました。

New product: Raspberry Pi High Quality Camera on sale now at $50

HQ Cameraは、Sony IMX477センサーを搭載した1200万画素(カメラモジュールV2は800万画素)のカメラで、Raspberry Piとの接続方法は既存のカメラモジュールと同様にCSI接続です。対応するRaspberry Piは、CSIポートを搭載するRaspberry Pi全モデルとなります。

HQ Cameraはレンズ交換式となっており、Cマウント・CSマウントのレンズに対応しています。対応するレンズはいくつかが同時に発売されます(後述)。なお、サードパーティ製レンズの取り付けも可能です。

また、1/4インチのカメラマウント用ネジ穴がついており、三脚などへの取り付けも可能です。

HQ Cameraの価格は50ドルで、レンズは認定リセラーによって6mm CSマウントレンズが15ドル、16mm Cマウントレンズが50ドルで販売されます。

HQ Cameraのリリースにあわせた新しいガイドブック「Raspberry Pi CAMERA GUIDE」もリリースされました。紙版は10ポンドで発売されるほか、MagPiのウェブサイトからPDF版が無償でダウンロードできます。

https://magpi.raspberrypi.org/books/camera-guide

Raspberry Pi 4ビジネスユーザ向けローンチイベント中止・延期のご案内

2月28日にRaspberry Pi 4ビジネスユーザ向けローンチイベントを企画しておりましたが、昨今のコロナウイルスの猛威がかなり強く、致死に至るばかりでなく、飛沫感染よる患者の方も多発していることから、開催を延期することとなりましたため、お知らせいたします。

私、RS/Okdo様、HAX様としては楽しみにしていたこのローンチイベントでしたが、一向に鎮静の兆候が見られることなく、ますます拡大する傾向にあり、かつ昨今のいくつかのITイベントでもこのコロナウイルスを起因とした中止・延期が多くなっていることから、延期を苦渋ながら決断させていただいた次第です。

開催の目処については、コロナウイルスが沈静化し、落ち着いた段階で企画・ご案内を予定しています。

よろしくお願いいたします。

ユーザグループ代表 太田

【中止】Raspberry Pi 4ビジネスユーザ向けローンチイベントについて

昨今のコロナウイルスの状況等を鑑み、開催を見送ることとなりました。詳細はこちらをご確認ください

ユーザグループ代表 太田です。

Raspberry Pi 4が昨年11月にリリースされてから2ヶ月ほどが経ちましたが、楽しんでいますでしょうか?

さて、昨今はRaspberry Piのビジネス利用が着実に増えてきており、スタートアップアクセラーレータのHAX様や、ARM INNOVATORでのARMをつかったハードウェアスタートアップ各種プロジェクトで私がお手伝いをしている立場上、ビジネス利用に関するご相談や、ビジネス向けのセミナーのご要望をたくさんいただくようになりました。

そこでこの度、HAX Tokyoさんが入っているMIRAI LAB PALLETTEのイベント会場をお借りしまして、BtoB・BtoCビジネスでRaspberry Piを利用・提案している企業様に向けたセミナーイベントを企画いたしました。

また、このセミナーは定期的に開催していきたいと考えており、次回は4月で計画中です。2月のセミナーイベントの申し込みが多数の場合、皆さまと密にコミュニケーションをとりたいという私の思いから4月のセミナーにご案内させていただく場合もございます。悪しからずご了承ください。

なお、いつものコミュニティ向けミートアップは、4月以降に別途Raspberry JAMを企画しています。開催が決定次第、当サイトにてご案内させていただきますので、個人の方はこちらにご参加いただければ幸いです。

イベント開催概要

日時: 2020年2月28日
場所: MIRAI LAB PALLETTE(大手町ビル2F(東京メトロ・都営地下鉄線より直通地下口あり))
時間: (16:30開場)17:00〜20:00

プログラム

開始 終了 内容 講師
16:30 17:00 入場受付(お名刺のご用意をお願いいたします。)
17:00 17:05 会場挨拶 太田 昌文(Japanese Raspberry Pi Users Group)
17:05 17:30 Raspberry Piビジネスプログラムについて 太田 昌文(Japanese Raspberry Pi Users Group)
17:30 18:00 Raspberry Piテクニカルレポート 大内 明(Japanese Raspberry Pi Users Group)
18:00 18:15 HAX Tokyo紹介について 蓮村 俊彰(HAX Tokyo)
18:15 18:30 休憩(軽いドリンク等ご用意致します。)
18:30 18:50 RSのRaspberry Piの取り組み紹介(仮) 宮原 裕人(RSコンポーネンツ)
18:50 19:10 Microsoftのraspberry Piの取り組み紹介(仮) 太田 寛(Microsoft)
19:10 19:30 メカトラックスソリューションのご紹介 永里 壮一(メカトラックス)
19:30 19:50 Cutie Pi Projectの紹介(英語) Penk Chen(Cutie Pi Project)
19:50 20:00 閉会挨拶・質疑応答 太田 昌文(Japanese Raspberry Pi Users Group)

参加申込

昨今のコロナウイルスの状況等を鑑み、開催を見送ることとなりました。詳細はこちらをご確認ください

イベントスポンサー

アールエスコンポーネンツ株式会社

アールエスコンポーネンツ株式会社

Raspberry Pi 4 Model Bを見る!

Raspberry Pi 4 Model Bのサンプルを見たり、ベンチマークした結果を紹介していきます。なお、日本での認証(技適)が未取得であるため、以前Raspberry Pi 3 Model B+をベンチマークする際にも利用させていただいた、スイッチサイエンス様のシールドボックスをお借りしました。

Raspberry Pi 3 B+をシールドボックスでベンチマーク

おことわり: サンプルボードの検証結果は製品版と一部結果が異なる場合があります。

■外観のチェック

表面。

SoC型番はBCM2711となっています。Raspberry Pi 3B+と同じく表面は金属となりました。

電源ポートとmicroHDMIポート。

USB/LANポート。LANポートの位置が右に移動している点が今までのRaspberry Piとの違いです。真ん中はUSB3.0ポートです。

裏面

USBポートはVIA VL805チップから提供されます。また、GbEポート用のBCM54213PEチップが搭載されています。

■スペックの確認

CPUの情報

pi@four:~ $ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
model name : ARMv7 Processor rev 3 (v7l)
BogoMIPS : 108.00
Features : half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt vfpd32 lpae evtstrm crc32
CPU implementer : 0x41
CPU architecture: 7
CPU variant : 0x0
CPU part : 0xd08
CPU revision : 3

(processor1〜3略)

Hardware : BCM2835
Revision : c03111
Serial : (略)

メモリーの情報。サンプルは4GB RAMモデルのため、MemTotalの数値もそのとおりになっています。

pi@four:~ $ cat /proc/meminfo
MemTotal: 4003816 kB
MemFree: 3566036 kB
MemAvailable: 3714744 kB

USBポートはPCI Express接続のVIA VL805 USB3.0コントローラーによる提供のため、lspciコマンドで確認できます。

pi@four:~ $ lspci
00:00.0 PCI bridge: Broadcom Limited Device 2711 (rev 10)
01:00.0 USB controller: VIA Technologies, Inc. VL805 USB 3.0 Host Controller (rev 01)

■ギガビットは本当?iperfでテスト

Raspberry Pi 4 Model BとNanoPi Neo 2を使用してiPerf3を実行しました。NanoPi Neo 2はギガビットの速度が出る別のシングルボードコンピュータです。

それぞれのボードとギガビットイーサネットのハブをシールドボックスに入れて、同じくハブに接続したUSB Ethernetアダプターでボックスの外の端末からアクセスして計測します。

Nano Pi Neo 2をiperf3サーバーとして実行した様子です。940Mbpsの速度が出ていることがわかりました。

pi@four:~ $ iperf3 -c 192.168.2.4
Connecting to host 192.168.2.4, port 5201
[ 5] local 192.168.2.5 port 54272 connected to 192.168.2.4 port 5201
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr Cwnd
[ 5] 0.00-1.00 sec 112 MBytes 940 Mbits/sec 0 317 KBytes
[ 5] 1.00-2.00 sec 112 MBytes 943 Mbits/sec 0 376 KBytes
[ 5] 2.00-3.00 sec 112 MBytes 938 Mbits/sec 0 376 KBytes
[ 5] 3.00-4.00 sec 112 MBytes 940 Mbits/sec 0 434 KBytes
[ 5] 4.00-5.00 sec 112 MBytes 942 Mbits/sec 0 434 KBytes
[ 5] 5.00-6.00 sec 112 MBytes 938 Mbits/sec 0 434 KBytes
[ 5] 6.00-7.00 sec 112 MBytes 939 Mbits/sec 0 434 KBytes
[ 5] 7.00-8.00 sec 112 MBytes 944 Mbits/sec 0 452 KBytes
[ 5] 8.00-9.00 sec 112 MBytes 940 Mbits/sec 0 452 KBytes
[ 5] 9.00-10.00 sec 112 MBytes 941 Mbits/sec 0 598 KBytes
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bitrate Retr
[ 5] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 941 Mbits/sec 0 sender
[ 5] 0.00-10.00 sec 1.09 GBytes 940 Mbits/sec receiver

iperf Done.

Raspberry Pi 4をiperf3サーバーとして実行した様子です。やや速度が遅くなりますが837Mbpsという高速な結果になりました。

pi@four:~ $ iperf3 -s
-----------------------------------------------------------
Server listening on 5201
-----------------------------------------------------------
Accepted connection from 192.168.2.4, port 42350
[ 5] local 192.168.2.5 port 5201 connected to 192.168.2.4 port 42352
[ ID] Interval Transfer Bitrate
[ 5] 0.00-1.00 sec 96.0 MBytes 805 Mbits/sec
[ 5] 1.00-2.00 sec 100 MBytes 841 Mbits/sec
[ 5] 2.00-3.00 sec 100 MBytes 842 Mbits/sec
[ 5] 3.00-4.00 sec 100 MBytes 841 Mbits/sec
[ 5] 4.00-5.00 sec 100 MBytes 841 Mbits/sec
[ 5] 5.00-6.00 sec 100 MBytes 842 Mbits/sec
[ 5] 6.00-7.00 sec 100 MBytes 842 Mbits/sec
[ 5] 7.00-8.00 sec 100 MBytes 841 Mbits/sec
[ 5] 8.00-9.00 sec 100 MBytes 841 Mbits/sec
[ 5] 9.00-10.00 sec 99.1 MBytes 832 Mbits/sec
[ 5] 10.00-10.03 sec 3.00 MBytes 843 Mbits/sec
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
[ ID] Interval Transfer Bitrate
[ 5] 0.00-10.03 sec 1001 MBytes 837 Mbits/sec receiver

■USB3.0のベンチマーク

USB3.0のベンチマークを、高速なUSB3.0メモリを使ってhdparmコマンドで取得しました。
取得時に電力が不足したためか、エラー出力が見られましたが、結果は87MB/sと高速な値を見ることができました。

pi@four:~ $ sudo hdparm -t /dev/sda

/dev/sda:
SG_IO: bad/missing sense data, sb[]: 70 00 05 00 00 00 00 0a 00 00 00 00 20 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
Timing buffered disk reads: 262 MB in 3.01 seconds = 87.12 MB/sec

■Unixbench

最後に恒例のUnixbenchです。


========================================================================
BYTE UNIX Benchmarks (Version 5.1.3)

System: raspberrypi: GNU/Linux
OS: GNU/Linux -- 4.19.50-v7l+ -- #895 SMP Thu Jun 20 16:03:42 BST 2019
Machine: armv7l (unknown)
Language: en_US.utf8 (charmap="ANSI_X3.4-1968", collate="ANSI_X3.4-1968")
CPU 0: ARMv7 Processor rev 3 (v7l) (0.0 bogomips)

CPU 1: ARMv7 Processor rev 3 (v7l) (0.0 bogomips)

CPU 2: ARMv7 Processor rev 3 (v7l) (0.0 bogomips)

CPU 3: ARMv7 Processor rev 3 (v7l) (0.0 bogomips)

23:47:23 up 4:57, 2 users, load average: 0.00, 0.66, 2.72; runlevel Jun

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: Sun Jun 23 2019 23:47:23 - 00:15:36
4 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables 10010557.0 lps (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone 2381.7 MWIPS (9.6 s, 7 samples)
Execl Throughput 911.8 lps (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 111140.1 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 30981.9 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 301680.2 KBps (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput 160911.4 lps (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching 48233.4 lps (10.0 s, 7 samples)
Process Creation 1856.0 lps (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent) 2466.3 lpm (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent) 736.8 lpm (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead 493135.1 lps (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX
Dhrystone 2 using register variables 116700.0 10010557.0 857.8
Double-Precision Whetstone 55.0 2381.7 433.0
Execl Throughput 43.0 911.8 212.1
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 111140.1 280.7
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 30981.9 187.2
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 301680.2 520.1
Pipe Throughput 12440.0 160911.4 129.3
Pipe-based Context Switching 4000.0 48233.4 120.6
Process Creation 126.0 1856.0 147.3
Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 2466.3 581.7
Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 736.8 1227.9
System Call Overhead 15000.0 493135.1 328.8
========
System Benchmarks Index Score 320.2

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: Mon Jun 24 2019 00:15:36 - 00:43:47
4 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests

Dhrystone 2 using register variables 40088657.2 lps (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone 9528.0 MWIPS (9.6 s, 7 samples)
Execl Throughput 2702.4 lps (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 213778.4 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 59398.3 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 569815.6 KBps (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput 607729.5 lps (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching 193837.7 lps (10.0 s, 7 samples)
Process Creation 4612.8 lps (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent) 5911.6 lpm (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent) 804.6 lpm (60.2 s, 2 samples)
System Call Overhead 1875987.0 lps (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX
Dhrystone 2 using register variables 116700.0 40088657.2 3435.2
Double-Precision Whetstone 55.0 9528.0 1732.4
Execl Throughput 43.0 2702.4 628.5
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 213778.4 539.8
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 59398.3 358.9
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 569815.6 982.4
Pipe Throughput 12440.0 607729.5 488.5
Pipe-based Context Switching 4000.0 193837.7 484.6
Process Creation 126.0 4612.8 366.1
Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 5911.6 1394.2
Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 804.6 1340.9
System Call Overhead 15000.0 1875987.0 1250.7
========
System Benchmarks Index Score 851.0

以下は同じバージョンのRaspbianを使用してRaspberry Pi 3B+上で実行した結果です。


------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: Mon Jun 24 2019 05:08:05 - 05:36:16
4 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables 5296678.9 lps (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone 1431.2 MWIPS (9.8 s, 7 samples)
Execl Throughput 960.5 lps (29.8 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 138696.1 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 42914.1 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 357533.0 KBps (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput 298836.5 lps (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching 53689.7 lps (10.0 s, 7 samples)
Process Creation 2345.4 lps (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent) 1913.1 lpm (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent) 584.4 lpm (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead 687496.7 lps (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX
Dhrystone 2 using register variables 116700.0 5296678.9 453.9
Double-Precision Whetstone 55.0 1431.2 260.2
Execl Throughput 43.0 960.5 223.4
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 138696.1 350.2
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 42914.1 259.3
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 357533.0 616.4
Pipe Throughput 12440.0 298836.5 240.2
Pipe-based Context Switching 4000.0 53689.7 134.2
Process Creation 126.0 2345.4 186.1
Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 1913.1 451.2
Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 584.4 974.0
System Call Overhead 15000.0 687496.7 458.3
========
System Benchmarks Index Score 331.9

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: Mon Jun 24 2019 05:36:16 - 06:04:42
4 CPUs in system; running 4 parallel copies of tests

Dhrystone 2 using register variables 18740948.4 lps (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone 5363.6 MWIPS (10.6 s, 7 samples)
Execl Throughput 2069.3 lps (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 220388.7 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 62487.0 KBps (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 589552.1 KBps (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput 1075015.8 lps (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching 189588.0 lps (10.0 s, 7 samples)
Process Creation 4393.8 lps (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent) 4339.6 lpm (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent) 590.4 lpm (60.3 s, 2 samples)
System Call Overhead 2489812.0 lps (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX
Dhrystone 2 using register variables 116700.0 18740948.4 1605.9
Double-Precision Whetstone 55.0 5363.6 975.2
Execl Throughput 43.0 2069.3 481.2
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 220388.7 556.5
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 62487.0 377.6
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 589552.1 1016.5
Pipe Throughput 12440.0 1075015.8 864.2
Pipe-based Context Switching 4000.0 189588.0 474.0
Process Creation 126.0 4393.8 348.7
Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 4339.6 1023.5
Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 590.4 983.9
System Call Overhead 15000.0 2489812.0 1659.9
========
System Benchmarks Index Score 762.2

1 parallel copy of testsでは若干Raspberry Pi 4Bが低い値となりましたが、4 parallel copy of testsの結果はRaspberry Pi 4BがRaspberry Pi 3B+よりも約100ほどスコアが高くなっていました。

Raspberry Pi 4 Model Bリリース!

本日、Raspberry Pi財団からRaspberry Pi 4 Model B(以下Raspberry Pi 4)が発表されました。

Raspberry Pi 4 on sale now from $35

Raspberry Pi 4では様々なスペックが向上しました。

SoC: Broadcom BCM2711 4-Cores 1.5GHz Cortex-A72 (ARM v8) 64bit SoC
メモリー: LPDDR4 メモリ(1GB・2GB・4GBの3種類から選択可能)
有線ネットワーク: ギガビット イーサネットワーク(BCM54213PE)
無線ネットワーク: 802.11b/g/n/acの無線LANとBluetooth 5.0,BLEに対応
USB: USB3.0×2ポート および USB2.0×2ポート
GPIO: 40ピンのGPIOヘッダー
ビデオ: 2つのmicro HDMIポート(最大で4Kp60をサポート)、DSI、CSI、3.5mm 4ピンオーディオ・コンポジットビデオポート
マルチメディア: VideoCore VI。H.265(4Kp60デコード)、H.264(1080p60デコード、1080p30エンコード)、OpenGL ES,3.0グラフィック
電源: USB Type CコネクタもしくはGPIOヘッダーによる5V DC電源供給(最低3A※)、またはPoE HATによるPoE給電
※USBポートの消費電力が500mA以下の場合は2.5Aの電源も可

メモリーの容量が3種類用意されたことにより、価格も容量ごとに変化します。今まで1GBのメモリでは足りなかったユーザーは2GB・4GBのモデルを選べるようになります。メモリを必要としないユーザーは従来のモデルと同じ1GBを35ドルで購入することもできます。

1GBモデル 35ドル
2GBモデル 45ドル
4GBモデル 55ドル

ギガビット イーサネットワークポートは、Raspberry Pi 3B+ Model BではUSB2.0ハブチップを経由していたため、最大で480Mbpsのサポートでしたが、Raspberry Pi 4ではUSBチップ経由ではなくなったため、本当のギガビット通信が可能になりました。

USBポートは、Raspberry Piシリーズでは初めてとなるUSB3.0ポートが2つ搭載されました(VIA VL805 USB3.0チップによるPCI Express経由の接続)。高速なUSB3.0メモリやSSDなどを接続することができます。USB2.0ポートも2つ搭載されており、合計のUSBポート数は4ポートとなります。

HDMIポートは2つのmicro HDMIになりました。最大4K60pをサポートしており、1080p以上の解像度でも快適に利用できるようになりました。

電源ポートはMicroUSBポートからUSB Type Cポートに変化しました。また、必要な電源容量が最低3Aに変化している点に注意が必要です。

いくつかのポート形状・配置の変化から、Raspberry Pi 1 B+以来維持してきたRaspberry Piの形状互換が失われました。これまでのケースが使用できなくなりますが、Raspberry Pi財団から新たな公式のケースが発売されます。

サンプル機の検証結果などはこちら!

Raspberry Pi 4 Model Bを見る!

Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019 in TOKYOセッション追加のお知らせ

Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019 in TOKYO内でのハンズオンセッションについて、児童・学生向けのものを先行してお知らせしていましたが、誰でも参加可能なセッションを追加しましたのでお知らせいたします。

1つめは、ユカイ工学さまご提供の「codamaハンズオン」です。昨年末販売開始したcodamaを活用したい方向けです。どうぞ奮ってご参加ください(以下のConnpassのURLより参加登録ください)。codamaをお持ちでない方は、イベント会場内にて10%OFFの特別価格で販売があります。ご興味のある方は、ぜひイベントにお立ち寄りください。

Connpass URL: https://connpass.com/event/120234

2つめは「Pi-StopをPythonで制御するハンズオン」です。こちらはどなたでもご参加いだたけます。特に参加登録は必要ではありませんので、イベントお立ち寄りの際に、フラッとハンズオンブースを覗いていただければと思います!

Raspberry Pi Compute Module 3+リリース

Raspberry Pi Compute Module 3+(CM3+)がリリースされました。CM3+はRaspberry Pi 3 Model B+をベースに作られた、Compute Module 3に続くCompute Moduleシリーズの最新モデルとなります。

Raspberry Pi Compute Module 3+(公式サイトより引用)

Compute Module 3+ on sale now from $25

SoCがBCM2837A1 4-cores 1.2GHz(Model 3B相当)からBCM2837B0 4-cores 1.4GHz(Model 3B+相当)への変更されました。高負荷時の発熱が改善されたため、高温によるクロックダウンが始まるまでの時間をより先伸しできる可能性があります。メモリはModel 3B/3B+と同様1GB LPDDR2 SDRAMです。

また、eMMCストレージの容量バリエーションが増加し、用途に応じてCM3+/8GB(30ドル)、CM3+/16GB(35ドル)、CM3+/32GB(40ドル)の3種類から選択できるようになりました。eMMCがないCM3+/Lite(25ドル)も用意されています。

開発用ボードはCompute Module IO Board V3(CMIO V3)が利用できます。CMIO V3をすでに持っている場合は3B+に合わせた新規購入は必要ありません。これから開発を始めるユーザー向けには新たにCompute Module Development Kitが用意されました。KitにはCMIO V3とCM3+Lite、CM3+/32GBが1枚ずつと、電源アダプターがセットになっています。

CM3+は産業向けモデルであるため、2026年1月まで販売を行う旨が宣言されています。一方、旧モデルであるCM1、CM3は”新規設計への使用を推奨しない”状態へ移行し、2023年1月までは供給が継続される旨も合わせて宣言されています。

最後に、CM3+(あるいは3B+/3A+)が40nmプロセスで製造される最後のRaspberry Piのモデルであることにもさりげなく触れており、次のRaspberry Piはプロセスが微細化されることを匂わせています。次のモデルがどのような変化をするのか楽しみですね。

Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019 in TOKYO

Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019 in TOKYO

ごあいさつ

皆さま、

なんとかRaspberryPi7周年、Zeroの効果か急速に2000万台超えをして、またまたグローバルレベルでのお祝いイベントをすることとなりました。

『世界同時にお祝いする』お知らせが公式ページでも発表されています。40カ国100以上のコミュニティがお祝いしたとか。ま、大変なパーティでした。

Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019

今年もまた日本でもお祝いをしましょうということですが、少し趣向を変えます。本国のバースデーでは、セッションのほかハンズオンが併催されるのですが、今回はハンズオンだらけにしてみようと思ってます。

Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019 in TOKYOは今回は3月3日のみとなりますが、会場はかなりいい場所、東京駅近くののサイボウズさんで開催いたします。なお、同日は大阪でも開催されます。

当日は多分Ebenからのメッセージとか、何人かの方にご協力いただきセッションどうやるかまだ未定ですがおよび間違いなくベンダーさんのブース出展で特別販売などする予定です。

で、財団らしくgdgdなところがあって、ユーザーグループも試行錯誤な部分がありますが、ま、やってみましょうということで、ぜひご参加くださると幸いです。

*なお、今回はconnpassでの募集サイトを作ります。1月末オープン予定です。(2月3日追記)募集ページを公開しました!

開催概要

開催日:2019年3月3日() 13:00〜16:15(懇親会 16:30〜17:30)
会場: サイボウズ 東京オフィス(東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階)
地図URL: https://goo.gl/maps/Dzia71eYozs

主催: Japanese Raspberry Pi Users Group

(2/19訂正) 開催曜日について、土曜日と記載しておりましたが正しくは日曜日でした。すみません。

タイムテーブル

時間 カンファレンスルーム ハンズオンルーム1 ハンズオンルーム2 ハンズオンルーム3 ハンズオンルーム4 ハンズオンルーム5
13:30〜14:00 開会の挨拶(太田)
14:00〜15:00 (調整中) Sonic Pi ハンズオン(児童・生徒向け) GPIO ミュージックボックス ハンズオン(児童・生徒向け) ラズパイテルミン ハンズオン(児童・生徒向け) codamaハンズオン(一般向け)(14:00〜16:00) PI STARTERハンズオン(生徒向け)
15:15〜16:15 (調整中) Sonic Pi ハンズオン(児童・生徒向け) GPIO ミュージックボックス ハンズオン(児童・生徒向け) ラズパイテルミン ハンズオン(児童・生徒向け) PI STARTERハンズオン(生徒向け)
16:30〜17:30 懇親会
  • ハンズオンセッションは14時スタートの回、15:15スタートの回ともに同じ内容になります。時間の都合が良い方にお申し込みください。
  • 開会の挨拶後〜16:00までの間、もくもく会と販売ブースが開設されます。

各セッションの申し込み

各セッション・もくもく会の申し込みはConnpassで募集中です。ご参加をお待ちしています!

(2/18追記)一般参加申し込み

ハンズオンセッション・もくもく会には参加せず、セミナーだけを聴講したい方、展示・物販ブースを見て回りたい方はこちらより参加登録をお願いいたします。

https://raspberrypi.connpass.com/event/121281/

※ハンズオン・もくもく会に登録済みの方はこちらへの申し込みは不要です。

懇親会(2/20受付開始!)

イベント終了後、16:30〜17:30の1時間ほど懇親会を開催します。参加される方は以下よりお申し込みをお願いいたします。

https://raspberrypi.connpass.com/event/121592

スポンサー

  • アールエスコンポーネンツ株式会社
  • 株式会社ケイエスワイ
  • 株式会社スマイルブーム
  • TSUKUMO
  • 株式会社スイッチサイエンス
  • 株式会社ソラコム
  • ユカイ工学株式会社

Greeting,

We are happy to 7 years old Raspberry Pi and produced over 20 million rapidly – Zero series is great effort to grow up Raspberry Pi market all over the world.

Raspberry Pi Foundation would love to celebrate this birthday as they did last year. so they have announced ‘Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019’ (see above the link) last year over 100 communities in 40 countries celebrated 6th birthday.

We Users Group is happy to announce hold the event – Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2019 in Tokyo to celebrate Raspberry Pi birthday as we did last year and in this year we will change – we will mainly focus on workshops, doing many workshops for the event – AIY/Alexa/SonicPi/Codama (a NTT Docomo-yukai Voice Interactive tools) ..etc.

Perhaps Eben might give us video messages ( I hope he would give us), we will have birthday cakes, we will have a Raspberry Pi related vendor booths they will sell some Raspberry Pi itself and goods for attendees.of course we will have some useful sessions for attendees.

So please get together at our event on 3rd March to celebrate 7th years old Raspberry Pi!

*Please note we will open registration by the end of this month.

Event info:
Date: 3rd March, 2019 1PM – 4:15PM (4:30PM – 5:30PM for 7 years old Raspberry Pi Celebration party)
Venue: Cybozu Tokyo office (27F Tokyo Nihonbashi Tower, 2-7-1 Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo)
Map: https://goo.gl/maps/Dzia71eYozs

7 years old cerebration party:
We are planning to 4:30pm – 5:30pm on the same date/venue, we will let you know for more detail later.