Raspberry Pi財団は6月30日に、Raspberry Pi Pico W、およびRaspberry Pi Pico H、Pico WHをそれぞれ発表しました。
Raspberry Pi Pico Wは、2021年1月に発売したRaspberry Pi Picoにワイヤレス機能を追加したモデルです。Raspberry Pi Picoと同様、Raspberry Piが設計したRP2040チップが使用されており、133MHzのARM Cortex-M0+デュアルコア、256KB RAM、30個のGPIO、様々なインターフェースを搭載します。また、コードとデータ用の2MBのオンボードQSPIフラッシュメモリを搭載しています。
Raspberry Pi Pico Wのワイヤレス機能には、Infineon CYW43439チップを採用しており、無線LANはIEEE802.11 b/g/nを、Bluetoothは5.2をサポートします。なお、リリース時点では無線LANのみがサポートされます。Raspberry Pi Pico Wは6ドルで販売されます。
Raspberry Pi Pico HおよびPico WHは、GPIOにヘッダーと、JTAGにコネクタがあらかじめ実装されたモデルです。自分でヘッダーを実装する必要がなく、簡単にプロジェクトに使用することが可能になります。Raspberry Pi Pico Hは5ドル、Raspberry Pi Pico Hは7ドルで販売されます。
国内ではKSYおよびスイッチサイエンスが各モデルの販売について案内を出しています。Pico WについてはKSYでは990円(税込)、スイッチサイエンスでは1,111円(税込)で販売するとのことです。
https://raspberry-pi.ksyic.com/news/page/nwp.id/108/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000064534.html
Japanese Raspberry Pi Users Groupでは、お預かりしたサンプルの実機レポートを別途掲載しています。ぜひご覧ください。
(2023/3/27追記)日本での販売が開始しました。