Raspberry Pi Connectがでた(どこからでもラズパイにリモートデスクトップ!)

Raspberry Pi Ltdから、Raspberry Pi Connectなるサービスがベータ扱いで公開されました。

https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-connect/

あらかじめRaspberry Pi IDを取得して、Raspberry Pi OSのデスクトップ環境にRaspberry Pi Connectをセットアップしておけば、Raspberry Pi IDを使用して世界中のどこからでもWebブラウザ経由でリモートデスクトップ接続ができるというサービスです。

インストールや設定手順はドキュメントが公開されているので、興味がある人はここを参照してセットアップしてみてください。

https://www.raspberrypi.com/documentation/services/connect.html

ただし、ベータ版のため、予期せぬ不具合等が起こる場合もあるかもしれないとのこと。なにかあった場合はフォーラムで報告してみると良いでしょう。

手元で動かしてみた様子はこちら。LAN内で試しているのでさすがに動画再生もスムーズです(音声は非対応です)。

再生しているのはJeff Geerling氏のRaspberry Pi Connectレビュー動画。多分この私の記事より情報があるのでこちらをおすすめします。

自分でVPNを用意せずに手軽にリモート接続ができるので、自宅に1台セットアップしておいて、自宅LAN内の踏み台環境なんかに使うと便利そうです。最新のRaspberry Pi OSなら構築できるので、モデルはあまり問いませんが、Pi 5+NVMe SSDな環境ならアイドル4W、上のように動画を再生してActive Coolerがゆるゆると回っている状態で5〜8Wと、PCと比較すればまあ省電力なデスクトップ環境にできるので、どこでも自宅Pi 5環境に接続できるというのはアリっぽい気がします。

当然、Raspberry Piのインターネット環境はRaspberry Piの設置場所によるので、海外旅行中に日本でしか見られないサイトを見る、あるいはその逆、なんて使い方もできそうですね。

ちょっと可能性を感じるおもしろげなこのサービス、一度試してみると良いと思います。

(追記) 家から出るとやはり遅い

会社から自宅のRaspberry PiにConnectしてみたところ、画面が表示されないか、表示されてもほぼ操作できない状態になりました。Jeffの動画でも触れられていましたが、これはロンドンの中継サーバーを中継してしまっているので遅くなってしまうようです(鍵アイコンにカーソルを合わせると表示されます)。中継サーバーが増えれば改善されるかもしれませんが、そうすると無料でサービス維持ができるかどうか……?という話題にもなってきそう。

会社から自宅にVPN接続した状態でConnectすると、こちらは中継サーバーを使用しないpeer-to-peer接続になり、快適に使用できました。これはちょっとおもしろい挙動のような気がしました。

あと、Jeffの動画を全部ちゃんと見ていなくて気づいてなかったのですが、動画中に私のYoutubeアイコンが映り込んでいました😆(メンバーシップのユーザー一覧でした)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です